

プロダクトは、載せない。
切れ味に宿る精神を伝えた、
ノコギリメーカーの
採用ブランディング。
世界に愛されるノコギリブランド「Silky」を展開する、創業約100年のユーエム工業様。採用に使える会社案内のご依頼から、全社ヒアリングでものづくりの精神を掘り起こし、会社案内パンフレットと5連ポスターを制作。ポスターは日本BtoB広告賞の最優秀賞・経済産業大臣賞を受賞しました。
| PROJECT | 採用ブランディング(会社案内パンフレット・採用兼展示会用5連ポスター) |
|---|---|
| CLIENT | 株式会社ユーエム工業様(兵庫県小野市/ノコギリブランド「Silky」) |
| AWARD | 2014日本BtoB広告賞 最優秀賞(経済産業大臣賞)/FCC賞(新人賞)/CCN賞 |
プロダクトは、すでに語られていた。
グッドデザイン賞を26回受賞したデザイン。特許のある刃の技術。世界のプロフェッショナルに選ばれる機能性。ユーエム工業様のプロダクトは、すでに十分にカッコよく、それを伝えるカタログも揃っていました。
ご依頼は「採用に使える会社案内」。しかし、プロダクトの魅力をなぞるだけでは、カタログの再生産になってしまいます。
本当に伝えるべきは、その背景にある想い・こだわり・誇り。そこを掘り下げて伝えることで、共感と好感によるブランド価値を上乗せする方針を立てました。だからこそ、パンフレットとポスターにはあえてプロダクトを載せない。その精神だけにフォーカスしました。


全社ヒアリングで、DNAを紐解く。
経営者・役員から、開発・製造のベテランと若手、新卒入社者、管理部門まで。あらゆる人々へのヒアリングから、いままで表に出てこなかった物語を掘り起こしました。
- 刀鍛冶の和の心刀鍛冶をルーツに持つ社長が受け継ぐ、日本のものづくりの精神。
- 日本一の切れ味妥協なく研ぎ澄まされ続ける、切れ味への飽くなきこだわり。
- Silkyの由来絹のようになめらかな切り口。断面に雨水がたまらず、木の治りが早い。
- 使い手への配慮高所で働くプロの剪定士。はやく切れることは、はやく安全な地上に帰れること。
- メイドインジャパン兵庫県小野市から世界へ。日本製であることへの誇り。
- 品番ではなく、名前ズバット、ゴムボーイ……道具一本一本に名前をつける愛情。
- デザインへの誇りプロ仕様だからこそ、道具に対する誇りをデザインで表現する。
- 子どもたちと植林木を切る会社が、子どもたちと木を植える。森への恩返し。
五本のコピーに、精神を込める。
採用と展示会の両方で使える5連ポスター。掘り起こした物語を、一枚一句のキャッチコピーに落とし込みました。ビジュアルはノコギリの刃と木々、木の断面だけ。プロダクトの写真は一枚もありません。


「切れそう」と思えば、実際によく切れる。デザインも切れ味の一部です。グッドデザイン賞26回受賞のノコギリメーカー。


きれいな傷口は治りがはやい。木も一緒です。その切り口、絹のようになめらか。


本社は、山のふもとにあります。切ることは、木を考えること。


はやく切れる。はやく地上に帰れる。木の上で働く人を、切れ味で守る。


日本は引いて、欧米は押して切る。切れ味で、世界を切りひらく。
AWARD
日本BtoB広告賞 最優秀賞
経済産業大臣賞 受賞
2014日本BtoB広告賞(第35回)。あわせてFCC賞(新人賞)・CCN賞も受賞しました。




木の断面が、日の丸になる。
会社案内パンフレットも同じ精神で貫きました。表紙は、ブランド名の象徴である「なめらかな木の断面」を日の丸に見立てたデザイン。メイドインジャパンの誇りを、一枚の切り口で表現しています。
中面では、木の断面の層が浮世絵・写楽のビジュアルを描き出します。切り口の美しさと日本文化の重なりを、めくるたびに感じられる誌面にしました。
誌面には従業員一人ひとりの仕事のこだわりも収録。「…本道を、ゆく。」――ノコギリの刃をまっすぐに見せるページなど、細部まで精神を宿らせています。




中面。木の断面の層が写楽のビジュアルを描き、従業員のこだわりを伝える。
精神を伝えることが、ブランドの価値になる。
- ポスターが日本BtoB広告賞の最優秀賞・経済産業大臣賞を受賞
- FCC賞(新人賞)・CCN賞も受賞し、広告界からも高い評価
- 採用と展示会の両方で活用できる、会社の「精神」を語るツールが揃った
- デザイン・機能の評価に、共感・好感によるブランド価値が上乗せされた
- 社内に眠っていた物語が言語化され、従業員の誇りのよりどころに
- プロダクトを載せないという逆張りが、かえってプロダクトへの敬意を伝えた
機能とデザインで選ばれる会社から、精神で愛される会社へ。ものづくりメーカーのブランディングは、社内に眠る物語の掘り起こしから始まります。
志ある経営者の
「このユメ、とまれ。」に
寄りそっていく。
プロダクトの奥にある精神を掘り起こし、共感されるブランドへ。テングッドはものづくりメーカーの採用ブランディング・企業ブランディングに一貫して伴走します。
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